最近、インスタを使って集客するアパレル事業者をよく見るけど、本当にできるの?
インスタから集客できるイメージが湧かない…
インスタで自社商品の宣伝に励む同業者を見ると、「インスタを使えば集客できるかも?」そんな期待を抱く人も多いのではないでしょうか。
ただ、いざインスタをビジネスツールとして活用しようにも、何から始めればいいのかわからない人は多くいますよね。
また、「手間や時間をかけてアカウント運用しても集客できなかったらどうしよう…」と不安な人もいるはず。
そこで、今回はアパレル店舗やファッションECサイトの事業者がインスタから集客するポイントを、成功事例も交えて紹介します。
この記事を読めば、効率的なインスタ集客が可能になりますよ。
なお、次の記事ではアパレル事業者に限らない包括的なインスタの集客方法を、成功事例や集客数を増やすコツも交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
→ インスタ集客完全ガイド!方法やコツ、ジャンル別の成功例も紹介
なぜインスタはアパレル事業の集客に適しているのか
結論、インスタは「ファッション分野の情報収集に活用される、かつ商品の購買に影響を与えるSNS」であることから、アパレル事業の集客に適しているといえます。
100社以上のInstagram運用を支援する株式会社SAKIYOMIが、スマートフォンを利用している10~30代の女性(2588名)に行った「若者の最新の消費行動を把握するためのアンケート調査」によれば、約53.7%がコロナ禍によるおうち時間でインスタの利用時間が増えたと回答しました。
加えて、「商品購入のきっかけになった媒体」を聞いたところ、約8割のユーザーが「インスタが商品購入のきっかけになった」と答えています。
上記から、インスタはユーザーの購買に大きな影響を与えるSNSだといえますね。
また、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」が、20~49歳の女性666名を対象に行った「ファッション情報の収集に関する調査」では、インスタがファッション情報の収集に利用するSNS第1位に選ばれています。
ちなみに、回答者のうち20代女性がファッション情報の収集にインスタを使う理由としては、次の項目があげられました。
- おしゃれな写真や動画がたくさん投稿されている:77.6%
- コーディネートやメイクの参考になる投稿が多い:72.4%
周知のとおり、インスタは写真や画像がメインのSNS。
洋服のデザインや実際に着用した際のコーディネートを確認しやすい点で、インスタはファッション情報の収集に適しているといえますね。
また、上記の調査結果を裏付ける根拠として、インスタ内におけるファッション関連のハッシュタグ検索数も他ジャンルと比べ多くなっています。
アパレル | 飲食 | 美容 |
---|---|---|
#アパレル:199万件 | #飲食:26.9万件 | #美容:1,442万件 |
#ファッション:3,068万件 | #ランチ:2,734万件 | #メイク:760万件 |
#コーデ:1,139万件 | #グルメ:904万件 | #コスメ:620万件 |
#ニット:219万件 | #居酒屋:637万件 | #リップ:225万件 |
#スカート:109万件 | #ディナー:413万件 | #化粧品:168万件 |
洋服:90.4万件 | #レストラン:188万件 | #美容液:83.8万件 |
#デニムコーデ:88.9万件 | #食べ物:135万件 | #保湿ケア:35.6万件 |
#ワンピースコーデ:78.9万件 | #飲食店:57.9万件 | #ファンデーション:33.4万件 |
#スカートコーデ:33.5万件 | #フード:45,5万件 | #マスカラ:32.4万件 |
もちろん、インスタでファッション情報を収集するユーザーは、洋服に興味や関心を持つからこそわざわざ調べているのです。
つまり、インスタ内でファッション情報を収集するユーザーは、アパレル事業者にとっていわば「見込み客」といえる存在。
だからこそ、多くの見込み客が利用するインスタはアパレル事業の集客に適しているといえるのです。
集客を始める前に確認しておきたいインスタの仕組み
いくらインスタがアパレル事業の集客に適しているとはいえ、ただやみくもに投稿していれば自然に集客数が増えるわけではありません。
今やインスタは、日本国内だけでも3,300万人以上のユーザーが利用する巨大SNS(※1)。
これだけ多くのユーザーが日々投稿しているわけですから、むやみに発信を続けてもあなたの投稿は埋もれるだけ。理想の集客が獲得できる可能性は低いといえます。
そのため、見込み客に投稿を見てもらい集客へ繋げるには、「インスタが何を基準にタイムラインやハッシュタグ検索の画面上部へ優先的に表示させる投稿を決めているのか」という仕組み(アルゴリズム)の理解が必要です。
そこで、ここからはインスタの公式情報をもとに下記3つの機能で何が重視されているのか、その仕組みを紹介します。
インスタの仕組みに基づいてアカウントを運用できれば、効率的に集客数を伸ばせるようになりますよ。
→ インスタが公式サイトで掲載している「Instagramの仕組み」に関する記事はこちら
(※1)インスタを運営するMeta社(旧Facebook社)が2019年6月に発表した2019年3月時点の公式データを参照
フィード/ストーリーズ機能
フォロワーや親しい友達に登録したユーザーの投稿を見る目的とした「フィード(通常)/ストーリーズ」機能では、ユーザーにとって有益な投稿かどうかを判断するため、主に次5つの情報が重視されています。
- アカウントプロフィール写真のタップ数
- (投稿の)保存数
- いいね数
- コメント数
- 閲覧時間
上記から、「アカウントプロフィール写真のタップ数」「投稿の保存数」「いいね数」「コメント数」などが多ければ多いほど、タイムラインやハッシュタグ検索の画面上部へ優先的に表示させると考えられます。
加えて、投稿の閲覧時間が長ければ長いほど、「ユーザーにとって有益な情報を発信している」と判断される可能性が高いです。
また、5つの中でも「投稿者のプロフィール写真のタップ数(投稿からプロフィールページへの訪問数)」は、集客に直結する重要な指標になります。
問い合わせボタンや有効化された販売サイトのURLリンクは、プロフィールページにしか掲載できませんからね。
各投稿における上記5つの情報がどれだけのパフォーマンスをあげられているか確認しながら、アカウント運用に励みましょう。
パフォーマンスが悪ければ、投稿内容を改善する合図だと判断できますよ。
発見タブ機能
フォローしていないユーザーへの認知を目的とした「発見タブ」機能では、ユーザーにとって有益な投稿かどうかを判断するため、主に下記5つの情報が重視されています。
- (投稿への)いいね数
- 保存数
- シェア数
- コメント数
- 投稿の発信からいいねやコメントされる速度
また、発見タブの上部に表示させる投稿はこれまでユーザーが行ってきたいいねやコメントなどのアクション、直近から数週間でやり取りされた他ユーザーとのコミュニケーションなどを参考にする場合もあります。
フィード/ストーリーズ機能と違い、いいねやコメントされる速度が重要視されているのは、発見タブならではの特徴です。
ただ、「ユーザーにとって有益な情報が発信できているか」を重視している点は、フィード/ストーリーズ機能と共通しています。
集客の前段となるフォロワー数やアカウントの認知度を高めるには、ユーザーの興味や関心に基づいた発信が必要だといえますね。
リール機能
フォローしていないユーザーへの認知、そして純粋に投稿を見て楽しんでもらうのを目的とした「リール」機能では、閲覧ユーザーにとって楽しい・面白い投稿かどうかを判断するため主に次4つの情報が重視されています。
- (リール投稿への)いいね数
- コメント数
- 閲覧完了率
- リール作成(音源)ページへの移動数
「3.閲覧完了率」は、最後まで見られたリール投稿がユーザーにとって面白い内容だったのを示す判断材料になります。
また、「4.リール作成(音源)ページへの移動数」は閲覧ユーザーがリール投稿を機に発信意欲が湧いたと判断できるため、重要視されている情報です。
発見タブ機能と同様に、リール機能もフォロワー数やアカウントの認知度を高める上で重要な情報になります。
集客したいユーザーの興味や関心をひく投稿が作れるかが重要だといえますね。
アパレル事業者がインスタから集客する10のポイント
先にて解説した「インスタの仕組み」を念頭に、いよいよここからはアパレル事業者がインスタから集客する下記10のポイントを紹介します。
- 集客動線を設置する
- 投稿日時や頻度を決めておく
- ショッピング機能を活用する
- ハイライトに新作商品や最新情報をまとめておく
- ハッシュタグは11個以上付ける
- ユーザーが求める情報を欠かさず記載する
- 投稿写真の画質にこだわる
- 着用感は動画で伝える
- UGCを活用する
- インフルエンサーの起用を検討する
また、基本的にアパレル店舗とファッションECサイトでの集客ポイントに大きな違いはありません。
ただ、アパレル店舗は「来店」、ECサイトは「オンラインショップへのアクセス」と双方が目指す最終的な集客地点は異なります。
そのため、自分の事業形態を踏まえた上で参考にすると良いですよ。
今回の集客ポイントは、「ビジネスアカウントの開設」を前提に紹介しております。
まだ、ビジネスアカウントを開設されていない人は次のリンクを参考に、開設してからご一読ください。
→ ビジネスアカウントの開設方法を詳しく知りたい人はこちら
1.集客動線を設置する
前もって、アカウントのプロフィールページに集客動線を設置しておきましょう。
ちなみに、ここでいう集客動線とは下記2つを指しています。
- 販売サイトのURL
- 「ショップを見る」ボタン
もちろん、インスタではフォロワーや投稿の閲覧数が増えても、集客数に直結するわけではありません。
ユーザーが投稿を機に上記の動線へ移動してはじめて、実集客に繋がるのです。
また、フィードやリール投稿には上記の集客動線は設置できません。
つまり、プロフィールページは他の機能と比べ上記2つの集客動線を設置できる点で、「集客の入口」として大きな役割を果たします。
そのため、上記2つの集客動線は欠かさずプロフィールページに設置しましょう。
ちなみに、販売サイトのURLはストーリーズにも貼り付けられるので、投稿時は付けるよう心がけると良いですよ。
「ショップを見る」ボタンの追加には、ショッピング機能を活用する必要があるため、後ほど詳しく解説します。
2.投稿日時や頻度を決めておく
「毎日20時」「2日に1回17時」といった形で、投稿する日時や頻度はあらかじめ決めておきましょう。
今からインスタで集客を目指す人にとって大切なのは、「あなたの投稿をチェックする習慣が他ユーザーに芽生えるかどうか」です。
あなたの商品をこよなく愛する常連客やファンでもない限り、いつ投稿されるかもわからないアカウントを逐一チェックするユーザーはいませんからね。
ただ、いつどのくらいの頻度で投稿するかを事前に告知しておけば、投稿を見てもらえる可能性は高くなります。
投稿の閲覧を機に、ユーザーから「この投稿勉強になるな」「面白いから次も見よう」などと感じてもらえれば、あなたの投稿をチェックする習慣に繋がるわけです。
また、決めた投稿日時や頻度はプロフィールページへ訪れたユーザーに一目でわかるよう、プロフィール欄に記載しておきましょう。
加えて、投稿日時は次のデータを参考に、ユーザーが積極的にインスタを利用する時間帯に合わせて決めるのがおすすめです。
・濃い赤色であるほどユーザーがアクティブな時間帯
・濃い緑色であるほどユーザーが非アクティブな時間帯
上画像から、ユーザーが積極的にインスタを利用する16時から22時の間に投稿日時を決めると良いですね。
3.ショッピング機能を活用する
インスタから集客する際は、ショッピング機能の活用も検討しましょう。
ちなみに、ショッピング機能とは2018年6月に追加された、インスタでの商品販売を促進する新機能です。
上画像のように、ショッピング機能を活用すれば投稿写真と合わせて、商品名や価格といった商品の詳細情報をわかりやすく掲載できます。
また、商品ページのURLがリンク化されたボタン(ウェブサイトで見る)も付けられるため、通常投稿に比べ集客や売上に繋がりやすい発信が可能です。
下記に、ショッピング機能のメリット・デメリットをまとめたので、参考にしてください。
メリット | ・初期費用がかからない ・決済手数料が無料 ・製品名や価格が投稿画面から一目でわかる ・購入手順を説明する手間が省ける ・インスタアプリ内で商品閲覧から決済まで行える |
デメリット | ・販売手数料がかかる ・ビジネスアカウントへの切り替えやフェイスブック連携などの設定変更が必要 ・利用開始まで(審査が承認されるまで)に時間がかかる ・商品の販売ページが必要になる(CEサイトやネットショップのドメイン取得も含む) |
審査やECサイトが必要ではあるものの、はじめに準備を整えてしまえば効果的に集客UPを図れます。
ショッピング機能の特徴を踏まえた上で、活用したい人は次の手順を参考にしながら、準備を進めると良いですよ。
- ビジネスアカウントへ切り替える
- インスタアカウントをフェイスブックページと連結させる
- 販売する商品を登録し、必要事項を入力する
- アカウント審査を申請する
※Instagramで販売する商品は、「コミュニティガイドライン(コマースポリシー)」の規約を通過する必要があります。条件やガイドラインの内容を詳しく知りたい人は、こちらをチェックしてみてください。
4.ハイライトに新作商品や最新情報をまとめておく
ハイライトには、新作商品やキャンペーンなどの最新情報をまとめておきましょう。
ちなみに、ハイライトは一度投稿したストーリーズをプロフィールページ上に固定表示できる機能です。
プロフィールページに訪れたユーザーからわかりやすい、投稿一覧の上部に位置しているため、伝えたい情報をまとめておけば見てもらえる可能性は高くなります。
特に、季節が変わるたび新作商品やセール品を売り出すアパレル事業者にとって、最新の情報を届けやすいハイライト機能は嬉しい限りですよね。
ただ、古い情報を載せ続けたままではプロフィールの訪問者から「このアカウントあんまり更新してないのかな…」とマイナスの印象を抱かれる危険性もあります。
そのため、季節の変わり目や販売商品の在庫数などに応じた定期的な更新を心がけましょう。
また、上画像のようにどんな情報がまとめられたハイライトか一目でわかるよう、「端的なタイトル」と「インパクトあるアイコン」を心がけると良いですよ。
5.ハッシュタグは11個以上付ける
投稿へのハッシュタグ(#)は11個以上つけましょう。
ちなみに、ハッシュタグとは他ユーザーのアカウントや投稿を手軽に探せるインスタ機能です。
- 1投稿につき30個までしか付けられない
- キーワードは完全一致は原則(一部分ではヒットしない)
- 投稿数の多いキーワードほど検索されやすい分埋もれる
フォローの有無に関わらず、検索窓にキーワードを入力するだけで手軽にアカウントや投稿を探せる点は、多くのユーザーがインスタを活用してファッション情報を収集する背景ともいえますね。
しかし、むやみにハッシュタグをつけるだけではあなたの投稿が他ユーザーの投稿に埋もれかねません。
そこで、11個以上のハッシュタグをつけるのです。
アメリカで行われた「ハッシュタグ数とユーザーの反応率」に関する検証実験(上画像)によれば、10個以下のハッシュタグをつけた場合の反応率は50%未満だったのに対し、11個ハッシュタグをつけた場合の反応率は79%でした。
そのため、ハッシュタグは11個以上付けた方が投稿に対するユーザーの反応率が増し、集客にプラスの影響を与えるといえるのです。
もちろん、ハッシュタグは投稿内容や自分の商品と関連性が高いキーワードを選んでくださいね。
6.ユーザーが求める情報を欠かさず記載する
商品のサイズや素材など、ユーザーの購買に欠かせない情報は漏れなく投稿に記載しましょう。
特に、サイズは身幅や丈などの詳細表記だけでなく、購入したユーザーの着用感に関する口コミも掲載できると良いですね。
なぜここまでサイズが重要かというと、先に紹介した「ファッション情報の収集に関する調査」で「ECサイトやアプリでファッションアイテムを購入した際、価格やデザイン以外でチェックした情報」を聞いたところ、次のような結果が出たからです。
- サイズに関するコメント:58.8%
- サイズの詳細表記:56.6%
上記から、オンラインでファッションアイテムを購入した人の半数以上が、買う前にサイズ情報を確認しているのがわかります。
そもそも、オンライン上では実店舗のように触ったり試着室でのサイズ確認はできません。
そのため、自分の体型に適した洋服を買うには購入者の口コミやサイズ表記をチェックするほかないわけです。
もちろん、素材に関してもサイズと同様のことがいえますね。
つまり、投稿で商品を掲載してもサイズや素材に関する情報がなければ、購入はもちろん集客に繋がる可能性は低くなるのです。
商品を投稿する際は、ユーザーの購買に直接影響するサイズや素材の情報を欠かさず記載するようにしましょう。
7.投稿写真の画質にこだわる
投稿には、高画質な写真を掲載しましょう。
写真がメインのインスタにおいて、投稿画像の画質は何より重要。
投稿写真の画質が粗くては、商品のデザインや素材の見た目を確認しづらいため、ユーザーの購買意欲は下がりかねません。
一方で、高画質な投稿写真であれば商品に対する印象は良くなり、「詳しく見てみようかな」と集客にも繋がりやすくなります。
ちなみに、商品画像を投稿する際は上画像のように洋服全体のシルエットと生地のアップ画を合わせて掲載するのがおすすめです。
双方を一緒に掲載することで、商品のイメージや生地感もわかりやすく伝わりますよ。
資金に余裕があれば、前もって高画質な写真を投稿するための画像編集ソフトや撮影用カメラを準備しておきましょう。
8.着用感は動画で伝える
投稿文や写真を通じていくら商品のサイズ・素材が理解できても、購入まで踏み切れないユーザーは少なくありません。
オンラインで洋服を買った経験が乏しいユーザーほど、後悔したくない気持ちから「イメージと違う商品だったらどうしよう…」と不安を感じやすいからです。
ECサイトやオンラインショップでは、実店舗のように「商品を試着して確かめる」といったこともできませんからね。
そのため、少しでもユーザーが着た際のイメージを膨らませられるよう、着用感を投稿動画として掲載しましょう。
具体的には、下記のような投稿が画像を掲載できるとベストです。
上の投稿を見て感じたように、着用している様子を確認するか否かでは商品イメージの膨らみ方に大きな違いが出ます。
もちろん、ただ着用動画を投稿するのも良いですが上のように着用しながら商品のサイズや素材に関する情報を解説してあげると、ユーザーの購買意欲は一層高くなりますよ。
また、インスタライブで配信した動画をそのまま投稿するのもおすすめです。
着用感を動画で伝え、オンラインでの購入経験が乏しいユーザーを集客に繋げましょう。
9.UGCを活用する
UGCとは、ユーザーによって作られたコンテンツの総称を指す「User Generated Contents」の略称です。
通常のフィード投稿やストーリーズ、リールなどインスタ内でユーザーが発信する情報はすべてUGCに該当します。
UGCの中でも、ユーザーが発信する商品レビューや口コミは積極的に活用しましょう。
株式会社SAKIYOMIがスマートフォンを利用している10~30代の女性(2588名)に行った「若者の最新の消費行動を把握するためのアンケート調査」によれば、回答者の約72.3%が「商品を購入する際、レビューや口コミを参考にしている」と回答しています。
上記から、購入者のレビューや口コミはユーザーの購買、ならびに集客に大きな影響を与える情報源といえます。
そのため、商品情報を投稿する際は購入者のレビューや口コミ情報もあわせて掲載するのがおすすめです。
レビューや口コミ情報をまとめたクリエイティブ(投稿画像)を作成し、商品写真と合わせて投稿するのも良いですね。
ただ、中には「レビューや口コミってどうやって集めればいいの?」とイメージが湧かない人もいるはず。
そんな人は、お客様が店舗やオンラインショップで商品を購入した際に『良ければ「#お店の名前(ブランド名)」「#商品名」を付けて感想を教えてください!』と伝え、レビューの発信を促してみると良いですよ。
「インスタにレビューを投稿してくれたお客様には、次回利用できる割引券をプレゼント」といった形で、特典を設けると購入者の投稿意欲もたかまるのでおすすめです。
UGC、購入者のレビューや口コミを活用し、ユーザーの購買意欲を高めましょう。
10.インフルエンサーの起用を検討する
予算に余裕があれば、インフルエンサー(インスタグラマー)の起用も検討しましょう。
熱烈なフォロワーを抱えるインスタグラマーに自社商品を発信してもらえれば、より効果的な集客が期待できるからです。
ただ、インスタグラマーを起用しても結果的に費用が高くついては元も子もありません。
そのため、事前にインスタグラマーのフォロワー数や投稿内容をチェックし、「かける費用以上の集客効果が見込めるか」「自社のイメージにあうか」などを慎重に検討しましょう。
費用以上の集客効果が見込めるようであれば、気になるインスタグラマーにDM(ダイレクトメッセージ)してみると良いですよ。
快く依頼を受けてもため、次の内容はDMに漏れなく記載してくださいね。
- 依頼内容
- 依頼しようと考えた理由や背景
- 報酬金額
アパレル事業者のインスタ集客・成功事例
ここまで、アパレル事業者がインスタから集客するポイントを、インスタがアパレル集客に適している理由も交えて紹介しました。
ただ、中には
実際に集客できるか不安…
と感じている人もいるのではないでしょうか。
集客のポイントが理解できても、実際に上手く集客できるか不安な人もいますよね。
そこで、ここからはインスタ集客に成功している下記3つのアカウントを紹介します。
「自分のアカウントだったらどう運用するか」を想像しながら、参考にできる点は積極的に取り入れましょう。
では、それぞれ紹介します。
@elenore_official
1つ目に紹介するのは、山本梓衣菜さんがデザイナーを務めるファッションブランド「ELENORE(エレノア)」のインスタアカウント。
プロフィール欄には、販売サイトのURLやブランドのコンセプトがわかりやすくまとめられていますね。
また、ユーザーが一目で確認できるよう、展示会情報やQ&Aなどがまとめられたハイライトも参考ポイントの1つ。
ハイライトや投稿でユーザーの購買意欲を高め、販売サイトに移動してもらう(集客する)仕様になっています。
どんなプロフィールページにすれば良いのかイメージが湧かないアパレル事業者でも、参考にしやすいインスタアカウントです。
@loungeweartokyo_official
2つ目に紹介するのは、メンズウェアのセレクトショップを展開する「Loungewear tokyo」のインスタアカウント。
ハイライトには新商品や最新情報がわかりやすくまとめられています。
また、プロフィール欄に「トピックス」という形で、おすすめ商品の紹介と販売URLを掲載している点も参考ポイントの1つ。
目を引くプロフィールページにおすすめ商品が掲載されていると、どんな商品なのか気になり思わず押したくなりますよね。
上記でも紹介したように、商品のサイズ・素材がわかりやすいよう、洋服の生地をアップにした投稿写真や投稿文の作りにも工夫がうかがえます。
投稿を機にユーザーの関心を作り集客に繋げている運法方法が参考になるインスタアカウントです。
@rienda_official
3つ目に紹介するのは、アパレル企業バロックジャパンリミテッドが手掛けるブランド「rienda」のインスタアカウント。
ユーザーに商品の着用感をイメージしてもらうため、積極的に着用動画を投稿しています。
また、モデルの佐藤晴美さんを起用し、商品へのイメージを高めている点も参考ポイントの1つ。
「rienda」のインスタアカウントも「Loungewear tokyo」と同様、投稿を機にユーザーの関心を作り集客に繋げる狙いがうかがえます。
これまで紹介してきた集客ポイントが詰め込まれた、参考にうってつけのインスタアカウントです。
短期間かつ効率的にインスタ集客を実現するには
上記で紹介した「アパレル事業者がインスタから集客する10のポイント」を実践するとはいえ、理想の集客数を獲得するには相応の手間や時間がかかります。
そのため、
手間をかけず効率的に集客できるようなツールってないの?
と感じている人もいるのではないでしょうか。
そんな人は、インスタ専用の集客サービスを活用するのも手段の一つです。
集客サービスを使えば、フォロワー増加や集客に欠かせないアカウント運用を代行できます。
中でも、『MDS』は確かな実績と丁寧な運用サポートが特徴のインスタ集客・運用代行サービスです。
下記4つが、MDSの主な特徴になります。
- 担当者によるアクション(いいね・フォロー・DMなど)の手動代行
- ターゲットに適したリーチ分析
- 運用方法や集客ノウハウが学べる動画講座
- 手動運用だからアカウント凍結も心配不要
アカウントの運用を手動で代行してくれるため、凍結リスクの心配なく集客に繋がるフォロワー数を増やせます。
また、MDSを利用してどれだけ成果が出てるのか、いつでもスマホから確認できるのも嬉しいポイント。
ただし、MDSはプランごとに最低利用期間が決められています。
そのため「○ヶ月利用したのに、思うのような成果が出なかった…」と後悔しないか不安な人もいますよね。
しかし、実際にMDSを利用したユーザーは1ヶ月で平均500人ものフォロワーを獲得しています。
もちろん、個人や法人に限らずさまざまな業種のMDS利用者から「成果が出た!」という口コミが寄せられています。
最低利用期間はあるものの、凍結リスクを心配することなく効率的に集客に繋がるフォロワーを獲得できるMDS。
「時間や手間をかけずにインスタアカウントを運用したい!」そんな人におすすめの運用代行サービスです。
次の記事では、インスタの集客・代行サービスMDSがどんなサービスなのか、その特徴や実績を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
アパレルのインスタ集客に関するまとめ
今回は、アパレル店舗やファッションECサイトの事業者がインスタから集客するポイントを、成功事例も交えて紹介しました。
ファッション情報の収集目的で利用されるインスタは、アパレル事業者の集客にうってつけのSNSです。
ただ、やみくもにアカウント運用していれば集客は増えるわけではありません。
まずは、今回紹介した下記10のポイントを実践してみてください。
- 1.集客動線を設置する
- 2.投稿日時や頻度を決めておく
- 3.ショッピング機能を活用する
- 4.ハイライトに新作商品や最新情報をまとめておく
- 5.ハッシュタグは11個以上付ける
- 6.ユーザーが求める情報を欠かさず記載する
- 7.投稿写真の画質にこだわる
- 8.着用感は動画で伝える
- 9.UGCを活用する
- 10.インフルエンサーの起用を検討する
実践を積み重ねれば、理想の集客数を獲得できるようになりますよ。