インスタから集客してる飲食店ってどうやってるんだろう?
インスタから集客できるイメージが湧かない…
インスタでお店の宣伝や集客に励む飲食店アカウントは見かけるものの、具体的に何をしているのかわからない人は多くいますよね。
また、本当にインスタから集客できるのか不安な人もいるはず。
そこで、今回は飲食店がインスタで集客する方法を成功例も交えて紹介します。
この記事を読めば、費用をかけることなく効率的なインスタ集客を実現できますよ。
なお、次の記事では飲食店に限らない包括的なインスタの集客方法を、成功事例や集客数を増やすコツも交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
→ インスタ集客完全ガイド!方法やコツ、ジャンル別の成功例も紹介
なぜインスタが飲食店の集客に適しているのか
『多くの飲食店がインスタを使って集客している』
そんなイメージを抱いている人も多くいますよね。
では、そもそもなぜインスタが飲食店の集客に適しているのでしょうか?
最も大きな理由は、主に若い世代を中心にインスタを使って飲食店を探しているユーザーが増えていることです。
日経XTREND が318人の10代に行った調査によると、インスタは食べログに次いで飲食店を探すのに活用されているツールだとわかりました。
また、他のツールと異なり、メニューや店内を視覚的にアピールしやすいのもインスタが飲食店の集客に適している理由のひとつです。
インスタでは写真や動画がまず一番はじめに目につくため、ユーザーから料理の見た目や店内の雰囲気に興味を持たれやすくなります。
こういったメリットをコストをかけずに受けられるため、インスタは飲食店の集客ツールとして最適なんですね。
飲食店がインスタで集客する8つのポイント
ここからは、実際に飲食店がインスタで集客するうえで押さえるべき8つのポイントについて解説します。
以下の8つのポイントを実践すれば、あなたもインスタで理想の集客数を獲得できますよ。
- 集客したいユーザー像を明確にする
- プロフィール欄に店舗情報を記載する
- 集客動線を設置する
- 投稿日時や頻度を決める
- 投稿写真・動画の画質にこだわる
- インスタ限定のキャンペーンを行う
- 11個以上のハッシュタグを付ける
- リール機能を活用する
どれも特別なスキルや経験が必要ないものばかりなので、実践できそうなものから取り入れてくださいね。
今回の集客ポイントは、「ビジネスアカウントを開設している」のを前提に紹介しております。
まだ、ビジネスアカウントを開設されていない人は次のリンクを参考に、開設してからご一読ください。
→ ビジネスアカウントの開設方法を詳しく知りたい人は こちら
集客したいユーザー像を明確にする
まずは、集客したいユーザー像を明確にしましょう。
どんな人を集客したいかが定まっていないと、いくら長期的に運用を続けても集客には結びつきません。
例えば、40代の男性を集客したいのに可愛らしい写真を投稿しても、その層の集客ができるイメージは湧きませんよね?
このように、集客したいユーザーに合った投稿をしないと集客には繋がらず、仮にできても一時的なものになってしまうんですね。
そのため、まずは集客したいユーザー像をしっかり定める所から始めましょう。
ちなみに、集客したいユーザー像は次の項目が具体的になるよう意識しながら決めると良いですよ。
- 年齢
- 性別
- 好み
- 職業
- 生活習慣
集客したいユーザーを明確にし、集客に効果的な投稿ができるようにしましょう。
プロフィール欄に店舗情報を記載する
プロフィール欄もインスタで集客する上では重要なポイントです。
基本的に、インスタでは通常のフィード投稿へURLリンクを貼ることはできません。
そのため、ユーザーは投稿でお店に興味を持った場合、プロフィールに飛ぶことになります。
ですがその際、プロフィールを見てもお店の詳細がわからなければ、ユーザーは検索し直さなければなりません。
このひと手間によって多くの集客を逃す可能性があるんですね。
そのため、プロフィール欄にはお店の詳細がわかるよう、以下の情報を必ず記載しましょう。
- お店の住所
- 電話番号やメールなどの連絡先
- 営業日、定休日
- お店のコンセプトや一押しのメニュー
- お店のサイトURL
上記の中でも特にサイトURLは重要です。
プロフィール欄にお店のサイトURLを貼れば、ユーザーは調べ直す手間をかけずに直接予約できます。
集客を逃さないためにも、プロフィール欄へのURL掲載は忘れず行いましょう。
集客導線を設置する
集客導線の確保は、インスタに限らず集客においての大前提です。
いくら投稿が見られて興味を引けたとしても、そこからユーザーがお店の詳細を知って実際の集客に繋がらなければ意味がありません。
そのため、お店のサイトURLや予約ページなど、集客に繋がる導線をしっかり設置するようにしましょう。
2021年10月28日から、インスタではプロフィール欄だけでなくストーリーズにもURLリンクを貼れるようになりました(※1)。
ストーリーズは投稿よりも見られる可能性があるので、上手く活用してくださいね。
また、ネットでも商品を販売したいと考えている店舗の場合、ショッピング機能を使えば投稿に直接商品の購入ページに飛べるリンクを貼ることもできます。
集客導線をしっかりと設置し、毎回の投稿ごとの集客効果を上げていきましょう。
※1 参考URL: ストーリーズ投稿にリンクを追加できる「リンクスタンプ」を全利用者に導入
投稿日時や頻度を決める
あらかじめ、投稿日時や頻度は決めておきましょう。
投稿する日時や頻度が決まっておらず、不定期に投稿していると対象ユーザーに投稿を見てもらえない可能性があるからです。
それだけでなく、投稿自体を忘れてしまい、気づいたら投稿しないまま長い期間が経ってしまうという事態にもなりかねません。
そのため、「毎週月、水、金、土の18時に投稿する」といった形で、投稿日時と頻度を予め決めておきましょう。
投稿時間は16時〜24時がおすすめです。なぜなら、App Apeの調査によって16時〜24時がユーザーの最も多い時間帯ということがわかっているからなんですね。
※濃い赤になるほどユーザーが多く、濃い緑になるほど少ない
投稿日時や頻度を決めれば投稿のもれや期間が空くことを防げるだけでなく、更新タイミングをフォロワーに覚えてもらえれば、それだけ投稿が目に入る回数も多くなり集客にも繋がりやすくなります。
まずは来て欲しいユーザーを元に投稿日時や頻度を決め、そこからビジネスアカウントのインサイトでいつ、どんな投稿がどれくらい見られているかを分析し、改善していくといいですよ。
投稿写真・動画の画質にこだわる
投稿写真や動画の画質も、集客に重要なポイントのひとつです。
画質の悪い投稿は見栄えが悪いですし、メニューや店内をかえって悪い印象にしてしまいます。
いくらクオリティの高そうな料理でも、画質が荒く雑な写真では美味しそうには見えませんよね。
また、投稿写真は画質だけでなく、投稿内容も重要です。
上記の投稿のような食べたくなる写真に加え、期間限定の商品のアピールやスタッフの雰囲気がわかるようなコメントを添え、ユーザーに「行きたい」と思わせる投稿を心がけましょう。
インスタは文章だけでなく写真や動画の情報で判断されることが多いSNSです。ユーザーの目に真っ先に入る写真や動画は画質の良いものを使用し、内容の質にもこだわりましょう。
インスタ限定のキャンペーンを行う
投稿の工夫だけでなく、インスタ限定のキャンペーンを打つのも効果的な施策です。
例えば、お店について投稿してくれたフォロワーへのキャンペーンなら、一時的な集客だけでなく同じユーザー層への拡散も狙えるんですね。
投稿だけでなくストーリーズでも宣伝をすれば、ハイライトでキャンペーンや割引情報がまとめられるため、別の投稿からプロフィールに飛んできたユーザーの集客にも繋げやすくなります。
キャンペーンを上手く使い、写真や動画以外の部分からも集客を狙っていきましょう。
11個以上のハッシュタグを付ける
ハッシュタグは新規のフォロワー獲得や、そこから繋がる集客のために非常に重要です。
ハッシュタグをつけずに投稿すると検索で表示されず、投稿がユーザーの目にふれる機会が減って集客の幅が狭まってしまいます。
そのため、投稿には必ずハッシュタグをつけるようにしましょう。
また、10個以下のハッシュタグで50%未満だった反応率は11個の場合では79%になるのが、アメリカで行われた「ハッシュタグ数とユーザーの反応率」に関する検証実験によってわかっています。
このことから、投稿する際はハッシュタグを11個以上つけることを意識するといいですよ。
ただし、ハッシュタグを増やしたいからといって、あまりにお店と関係のないワードをいれるのは控えましょう。
全く別の意図で検索されるため、目に留まる機会が多くても集客には繋がにくく、それどころか既存のフォロワーから反感を買う可能性もあります。
ハッシュタグには『店名』『ブランド名』『商品名』の他に、お店に関連のある『カフェ』や『コーヒー』といった拡散用のタグをつけるといいですよ。
リール機能を活用する
リール機能は60秒までの短い動画を投稿する機能です。
動画でお店の雰囲気やメニューを紹介できるのはもちろん、最大の特徴は通常の投稿とは違い、ユーザーが自ら検索しなくても動画が表示される点。
リールは様々な動画がランダムで表示される仕組みなので、検索にまで至っていないユーザーの目にも入る機会があり、そこからの集客にも期待できるんですね。
メニューの紹介だけでなくスタッフ同士のやり取りなどで人気のお店もあるので、うまく取り入れて積極的に活用しましょう。
飲食店のインスタ集客・成功例
ここまで飲食店がインスタで集客する8つのポイントを解説しました。
ただ、
何をやればいいのかわかったけど、本当に上手くいくのかな…
と不安を感じている人もいるのではないでしょうか?
そんなあなたのために、ここからは実際にインスタ集客に成功した下記3つの飲食店アカウントを紹介します。
- ハッシュタグ活用が上手な『Afternoon Tea』
- 集客動線の付け方が参考になる『uneclef』
- 世界観がわかりやすい『CHIPPRUSON』
それぞれ参考になる部分が多いと思うので、あなたの店舗ならどう活かすかを考えながら、上手くいくイメージをつけてくださいね。
ハッシュタグの活用が参考になる『Afternoon Tea』
業界トップクラスのフォロワー数を誇るAfternoon Tea。
その強い拡散力の理由はハッシュタグを上手く活用している点です。
上記の投稿を見ると、検索にかかるようカタカナ表記のハッシュタグをつけているのがわかります。
こういった細かい工夫もインスタ集客では重要なんですね。
また、先ほど解説した検索にかかりやすい『紅茶』『ティータイム』といった拡散用のハッシュタグも上手く盛り込まれています。
あまたがもしハッシュタグの使い方で迷っているなら、Afternoon teaの投稿を参考にしてはいかがでしょうか。
集客導線の付け方が参考になる『uneclef』
東京の豪徳寺に店を構えるパン屋さんuneclef(ユヌクレ)。
美味しそうなパンの写真も目を引きますが、注目したいのは集客導線の付け方です。
上記の投稿はインスタのショッピング機能を活用し、投稿から直接パンの販売ページに移動できる仕様になっています。
「美味しそう」と感じたユーザーに気持ちが消えない内に購入してもらうための工夫ですね。
商品のオンライン販売を考えている、または既に行っているなら、uneclefのようにショッピング機能を活用した集客導線の付け方がおすすめです。
アカウント設計が参考になる『CHIPPRUSON』
京都市右京区にあるパン屋さんCHIPPRUSON(チップルソン)。
独特の世界観の投稿で、パンはもちろんつい店主にも興味が湧いてしまうアカウントです。
パンの写真だけでなく、その日あったことや感じたことを合わせて投稿しています。
上記の投稿のようなメニューの写真以外にも、風景の写真やパンを作る過程の写真など、他の飲食店アカウントにはない人間味のある世界観が人気を呼び、集客に繋がっているんですね。
このように、アカウント全体で世界観を統一し、固定のファンを獲得するのがインスタ集客では効果的です。
飲食店が短期間でインスタ集客を実現するなら
今回解説した8つのポイントをしっかり押さえれば、飲食店がインスタから集客することは可能です。
しかし、インスタに限らずSNSを利用したマーケティングは、投稿を繰り返しフォロワー数を稼いでいく必要があります。
そのため、どうしても集客に繋がるまでには時間がかかってしまうんですね。
短期間でインスタから集客できる方法はないの?
もっと手間がかからない方法はないの?
長期的な運用が必要と聞くと、こんな悩みも出てくるのではないでしょうか。
そんなあなたにおすすめなのが、インスタの集客・運用代行サービスです。
集客・運用代行サービスを利用すれば、飲食店を営みながら短期間での集客が可能なんですね。
しかし、集客・運用代行サービスといっても数多くの種類が存在します。どのサービスが良いかを調べるだけで長い時間をかけてしまっては本末転倒です。
そこで、おすすめなのが確かな実績と丁寧な運用サポートが特徴のインスタ運用代行サービス『MDS』です。
下記4つが、MDSの主な特徴になります。
- 担当者によるアクション(いいね・フォロー・DMなど)の手動代行
- ターゲットに適したリーチ分析
- 運用方法や集客ノウハウが学べる動画講座
- 手動運用だからアカウント凍結も心配不要
アカウントの運用を手動で代行してくれるため、凍結リスクの心配なく集客に繋がるフォロワー数を増やせます。
また、MDSを利用してどれだけ成果が出てるのか、いつでもスマホから確認できるのも嬉しいポイント。
ただし、MDSはプランごとに最低利用期間が決められています。
そのため「○ヶ月利用したのに、思うのような成果が出なかった…」と後悔しないか不安な人もいますよね。
しかし、実際にMDSを利用したユーザーは1ヶ月で平均500人ものフォロワーを獲得しています。
もちろん、個人や法人に限らずさまざまな業種のMDS利用者から「成果が出た!」という口コミが寄せられています。
最低利用期間はあるものの、凍結リスクを心配することなく効率的に集客に繋がるフォロワーを獲得できるMDS。
「時間や手間をかけずにインスタアカウントを運用したい!」そんな人におすすめの運用代行サービスです。
次の記事では、インスタの集客・代行サービスMDSがどんなサービスなのか、その特徴や実績を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
飲食店のインスタ集客にまつわるFAQ
最後に、飲食店のインスタ集客についてよくある質問に回答します。
これからインスタで集客していく中できっとあなたも抱えるであろう疑問なので、実践する前に解消しておきましょう。
インスタで人気の飲食店はどこ?
飲食店を中心としたフードカテゴリーで、フォロワー数の多い人気アカウントは以下の通りです。
順位 | アカウント名 | フォロワー数 |
---|---|---|
1位 | Afternoon Tea | 289,467人 |
2位 | AMAZING COFFEE | 199,420人 |
3位 | uneclef | 130,685人 |
4位 | LDH kitchen | 123,962人 |
5位 | ピーナッツ カフェ | 117,579人 |
6位 | cafe_no_ma | 113,873人 |
7位 | HyLifeporkTABLE代官山 | 88,385人 |
8位 | PRESS BUTTER SAND | 78,162人 |
9位 | nokos | 77,199人 |
10位 | 日本マクドナルド公式アカウントです。 | 60,349人 |
先ほど紹介したAfternoonteaとuneclefは上位にランクインしています。
やはりアカウント運営や集客方法が上手いアカウントは、集客に成功しているだけでなく固定のファンを多く獲得しているようですね。
お客さんはフォローした方がいいの?
お客さんへのフォローは積極的に行いましょう。
フォローしたお客さんがフォローをし返してくれればリピーターに繋がる可能性もありますし、次のお客さんを新たに呼んでくれる可能性もあります。
そのためフォローだけでなく、いいねやコメントといったアクションも意識的に取り入れていけるといいですよ。
また、お客さんからフォローされた場合も同様です。必ずフォローを返し、お礼などのコメントを送りましょう。
飲食店のインスタ集客に関するまとめ
今回は、飲食店がインスタで集客する方法を、成功例も交えて紹介しました。
改めて以下の8つのポイントをしっかり押さえ、確実に集客に繋がるアカウントにしていきましょう。
- 集客したいユーザー像を明確にする
- プロフィール欄に店舗情報を記載する
- 集客動線を設置する
- 投稿日時や頻度を決める
- 投稿写真・動画の画質にこだわる
- インスタ限定のキャンペーンを行う
- 11個以上のハッシュタグを付ける
- リール機能を活用する
全て理解できたあなたなら、あとは実践に移すのみです。
まずは集客したいユーザー像を明確にするところから始め、インスタ集客を成功させてくださいね。