マーケティングって簡単に聞こえるけど、意外と難しいですよね…
マーケティング手法ってたくさんあるし、お金もないし、時間もないからそんなに大規模なマーケティング戦略が打てないのも事実。
新しくマーケティング部門に配属された…どうしよう…
インフルエンサービジネスってどういうものなの?
などなど。
TheMarketing編集長の僕が特に今、熱い!と思っているマーケティング手法として「インフルエンサービジネス」があります。
知っている人も多いかと思いますが、最近SNSを使って多くの人々に莫大な影響力を誇っているインフルエンサーと呼ばれる職業の人たちが注目を集めています。
企業でもインフルエンサーの起用が、商品を売るためのメインのマーケティング手法として、確立しつつあります。
しかし、インフルエンサービジネスをしたいけど、どうやっていいのかわからず手が止まってしまうこともしばしば…
そこで、今回はそもそもインフルエンサービジネスとはなのか、その特徴や方法を紹介します。
この記事を読めば、今すぐにでもインフルエンサービジネスを実践できますよ。
それでは、参ります。
インフルエンサーとは社会に影響力を持っている人
インフルエンサーとは、社会や世間に対して多くの影響力を与える人物のことを指します。
主に、SNSや動画投稿サイトのYouTubeなどを利用して、多くの人たちにコンテンツを発信しています。
多くのファンやフォロワーを抱えることから、企業などが自社の商品を紹介するマーケティング手法として今、一番注目されている存在です。
わかりやすい例として、芸能人や有名ブロガー・インスタグラマー・ツイッタラー・フェイスブッカーなどもインフルエンサーとして認識されています。
今まで企業が影響力を持っていた時代から、どんどん個人の発信力が多くの人たちを動かす要因となっています。
これから企業の影響力は薄れ、どれくらいファンを抱えているのか・どのような属性のファンを抱えているのかが重要な役割をになっていきます。
インフルエンサービジネスの背景と種類
インフルエンサービジネスが、マーケティングの主な手法として確立つしつつある今、もう一度インフルエンサービジネスが流行っている要因や背景を探っていきましょう。
インフルエンサービジネスの背景
従来の広告でやっていても、モノやサービスが売れない時代です。
毎日企業は、脳をフル回転させながらどうやったらモノが売れるのかを試行錯誤しています。
その中、現在はモノやサービスに人が集まるのではなくて「人」に人が集まっているというが流れがあります。
例えば、嵐のファンクラブは2002年から2017年の約15年間で会員数が10倍にもなっているのを知っていますか。嵐はギネス記録レベルの早さでファンを獲得しています。
ビジネス界でも様々な著名人が「オンラインサロン」を開設して、そのオンラインサロンに人が集まっています。
キングコング西野さんのオンラインサロンは、日本で一番多くのサロン生を誇っていて、その数なんと、1万人になります。
月額1000円なので、西野さんの収入は単純計算したら月収1000万になります…
(ヒェ〜〜〜・・・めちゃくちゃお金持ち…)
このように現代では、モノやサービスにファンがつくよりも影響力のあるインフルエンサーに人がついて行くという流れなのです。
人が集まれば、お金も集まるのでインフエンサーを起用してビジネスをすれば、そのファンの人たちが購入するという流れが簡単に作れるのです。
この背景から、今大注目されているのがインフルエンサービジネスなのです。
インフルエンサーの種類
上の画像でもある通り、インフルエンサーには
- メガインフルエンサー
- ミドルインフルエンサー
- マイクロインフルエンサー
- ナノインフルエンサー
- 一般ユーザー
の5つの種類に分かれています。
メガインフルエンサーとなると、非常に高い知名度を持ち100万人以上の人たちにリーチすることができます。
100万人以上に影響力を与えられるメガインフルエンサーとなると、企業の広告よりも高い購買率を生み出すことができるかもしれません。
大規模な広告を打ちたい場合は、企業はメガインフルエンサーを利用して拡散させることができるのです。
これだけを見ると、インフルエンサーの影響力はフォロワー数によるのか、という話になりがちですがそういう訳ではありません。
インフルエンサー選びで大切なことは、フォロワーの数ではなく「フォロワーの質」です。
フォロワーの質というのは、どのような属性のフォロワーが多いのか。例えば、主婦なのか若い女性なのか、男性なのかなど狙うターゲットによって異なります。
例えば、主婦向けの化粧品の販売をしたい!と思った時に、男性のフォロワー属性が多い場合は狙うターゲットが違います。
ですから、インフルエンサービジネスをするとなるとフォロワーの質を重要視して選びましょう。
インフルエンサービジネスを実践するには?
インフルエンサーを利用することができれば、多くの利益を生む可能性があります。
ここでは、企業側目線とインフルエンサー側の目線の2つの視点から解説していきます。
【企業側】インフルエンサーを使って多くの人たちに拡散してもらう
インフルエンサーを利用したら抱えているフォロワーさんに一気に拡散することができます。
拡散して商品やサービスを購入することができれば、企業側は多くの利益を生むことができます。
ここで気をつけなければならないのが、自社の商品ペルソナ・ターゲット層とインフルエンサーが抱えているファン層が一致しているかどうかによります。
ここが全く違うターゲット層にリーチしてしまうと、興味がない商品を販売したこととなり、企業もインフルエンサーも共倒れしてしてビジネスが失敗してしまいます。
インフルエンサービジネスが失敗しないために、インフルエンサーのフォロワー属性を細かく分析してオファーをお願いすることがとても大切です。
実際に企業とインフルエンサーがコラボしてビジネスをした例を紹介しますね。
Elixirエリクシール×藤井明子さん【1512いいね!】
資生堂から出ている化粧品エリクシールを美容系インフルエンサー藤田明子さんがPRしています。
投稿でも実際に自分自身が使って感想を述べたり、使った後の使用感を伝えたりなどの工夫をしていますね。
SlidersPushPop×HIKAKIN【約800万再生】
SlidersPushPopというバズーカキャンディブランズさん手が提供しているお菓子の飴とKingOfYouTuberのHIKAKINさんがコラボしている動画になっています。
HIKAKINさんのターゲットは、お子さんの視聴者が多く、SlidersPushPopは子供向けのお菓子なのでターゲット層はぴったりです。
動画を見ていただけたらわかりますが、HIKAKINさんならではの発想で面白おかしく、SlidersPushPopを食べています。
このように、インフルエンサーの個性を生かして商品を発信できれば商品の拡散の可能性は多いに広がるでしょう。
バズーカキャンディブランズさんのHPはこちらになります。かなり迫力のあるサイトになっているので、興奮しますよ^^
【インフルエンサー側】自身のメディアをより拡散するための商品アピール
先ほどの説明とは、逆になりますが企業もインフルエンサーを利用するように、インフルエンサーも企業を利用しています。
いくら多くのファンを抱えていても、案件がなければ収益化することができません。
インフルエンサーの影響力によりますが、インフエンサーは案件1つに数百万円のお金を稼ぐこともしばしば。
ゆうこすの月商1000万円の記事はこちらからみることができます。
参考記事:ゆうこす月商1000万円を告白、主な収入源も明かす
インフルエンサーとして、確固たる地位を築いている、ゆうこすさんは自身で会社を経営して月商1000万円まで到達したと言っています。
企業の商品紹介だけでなく、自分で化粧品やポーチをプロデュースして販売もしています。
自分でオリジナルブランドを持ってしまえば、抱えているファンの人たちに拡散をすれば多くの収益が見込めます。
もちろん、企業とタイアップすることによって信頼性や信ぴょう性を担保できるため多くのメリットも生まれるのも事実です。
インフルエンサー側は、自分のアカウントにあった商品を選定してビジネスをすることがとても大切になりますのでぜひ慎重に商品を選びましょう。
一歩間違ってしまうと、一気にファンを失ってしまう可能性があるので慎重にやりましょう。
インフルエンサーをビジネスで起用するメリット・デメリット
ここで一度、インフルエンサービジネスに関するメリット、デメリットをまとめて紹介していきます。
インフルエンサービジネスのメリット・デメリットをわかることによって企業であれば、予算の配分やマーケティング戦略の判断により良い方向になります。
特にデメリットを知ることによって、従来のマーケティング手法の方がより良い成果が出せることもあるかもしれません。
ぜひ、戦略の判断に利用していただけたら嬉しいです。
インフルエンサービジネスのメリット
TVCMや広告よりも安く拡散できる
TVCMだと有名モデルや女優、芸能人を出演させるとなると1000万〜5000万かかると言われております。
しかも、TVの視聴率は軒並み、低下しているのでCMを打ち出したとしても効果的な成果が出せるとは到底思えません。
しかしインフルエンサービジネスは、メガインフルエンサーを起用したとしても数百万円で済みます。TVCMの予算と効果を比べたとしても、インフルエンサービジネスの方が効果が高く安く済みます。
広告の不快感を与えずに商品やサービスを紹介できる
TVCMやインターネットの広告は、無視されたり、ブロックされるなど自然と拒否感が強まっています。
しかし、インフルエンサーは人やチャンネル、アカウント自体にファンが集まっているので、コンテンツに溶け込んで商品をアピールすることができます。
ですから、読者に不快感を与えずに商品やサービスを紹介できるのです。
SNSのアルゴリズムの観点からも有利に働ける
SNSにはアルゴリズムが導入されており、自分がよくいいね!する人や親しい人からの投稿は上位表示されやすくなっています。
その点、企業が投稿するものよりも、身近なインフルエンサーが投稿するものほうがリーチしやすくなりますので結果として広く拡散できるのです。
インフルエンサービジネスのデメリット
企画の内容まで足を踏み込めない
インフルエンサーが主導権を握りながらコンテンツを作成していきます。
その際、企業が企画に立ち入ってしまうと企業っぽいコンテンツ作りになってしまい、インフルエンサーらしさが出づらくなってしまいます。
しかし、企業側としてコンプライアンスやしっかりとしたルールを設けて、インフルエンサーとビジネスがしたいので、相互の境界線の判断が難しいです。
しっかり企業側の意図を伝えないと、インフルエンサーが自由にビジネスをしてしまうので、考えを一致させる上でしっかちコミュケーションを図りながら仕事をしましょう。
結果でない可能性がある
もちろん、インフルエンサーを起用してビジネスをしたとしても成果が出せないという可能性もあります。
全てのことにおいて、100%はないのでそのリスクを考えた上でインフルエンサービジネスを行いましょう。
企業側としたら、コンプライアンスやルールをしっかり設けた上でビジネスをした方がいいでしょう。
インフルエンサーになる方法
ここまでで、読み進めていただいたあなたは、インフルエンサービジネスとはどういうものなのか。は理解いただけたはずです。
私もインフルエンサーになってみたいんだけどどうすればいいのかな…
なんてモチベーションが上がっている人もいますよね。
ここで、はっきり言わせていただくとインフルエンサーになるのは、決して簡単なことではありません。
毎日ユーザーの為になるコンテンツを発信する継続力が必要です。
簡単にインフルエンサーになる方法を以下でまとめましたので、お読みください。
まず発信することから始めよう
インフルエンサーになりたい人は、まず自分の発信できる環境作りをすることから始まります。
- ブログ
- インスタグラム
- ツイッター
- フェイスブック
- YouTube
など発信できる環境は、いくらでもあります。
その発信がより良いコンテンツだった場合、多くのファンを生み出すことが可能になります。
ですから、あなたのコンテンツを表現できる環境をしっかり整えていきましょう。
コンテンツの量ではなく質を意識しよう
よくありがちな勘違いですが、いくら低クオリティのコンテンツを発信したところで多くのファンを生み出すことはできません。
しっかり作り込んで、質の高いコンテンツを発信することを心がけましょう。
しかし、いくらコンテンツの質が高くしようとしても絶対的な量も必要であることは確かです。
質を担保しつつ、量も生み出せるようなスキルが必要になっていきます。
抱えているフォロワーいかに伸ばすかを考えよう
コンテンツの質と量を生み出すことができたら、目標を決めて抱えているフォロワーをいかに伸ばすかをしっかり考えていきましょう。
その為には、やはり数値的な目標が大事になっていきます。
「今年までにチャンネル登録者数1万人行くぞ!」
「1ヶ月で、フォロワー1000人まで行こう!」
「毎日3投稿するぞ!」
という風に、数値的目標を作ってコンテンツ制作に挑みましょう。
ファンが伸びてきたら、もっと伸ばす為にどのような施策を打っていけばいいのかなども同時に考えながら発信していきましょう。
しかし、忘れてはいけないことはコンテンツ作りを「楽しむこと」です。
楽しまなければ、毎日続かないですし、あなたがやっていても楽しくないですよね。
まず、楽しむ気持ちを忘れずにインフルエンサーを目指していきましょう。
インフルエンサービジネスに関するまとめ
いかかでしたか?
今回は、そもそもインフルエンサービジネスとはなのか、その特徴や方法を紹介しました。
- インフルエンサーとは多くの人に影響力・発信力を持つもの
- インフルエンサービジネスはこれから可能性のあるビジネス
- インフルエンサービジネスを利用すれば予算も少なく多くの成果を生み出す
- 企業とコラボすることでインフルエンサーにも魅力がある
- インフルエンサーになりたいなら楽しむことが大切
このようになります。
まだまだインフルエンサービジネスは、発展途上です。
これから、新たなSNSが生まれればそこに新しいインフルエンサーが生まれることも間違いありません。
常に、経済の動向や人が集まる場所にアンテナを張ってよりよりマーケティング手法を作り出していきましょう。
そして、あなた自身がインフルエンサーになることができれば多くの魅力があることも忘れないでおいてください。
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